検算ノート 実際のところ、どうなんだろう。

このサイトについて

こんにちは。検算ノートです。

このページを開いてくれて、どうもありがとうございます。

このサイトが何をやっているところなのか、なんで始めたのか、みたいなことを書いておこうと思います。

2021年のこと

コロナで在宅勤務というものが脚光を浴びた時期がありましたよね。

あのころ、慣れないムードで在宅勤務を始めたサラリーマンたちが、自分のこれからを憂いて、いろいろ始めた時期だったのかなと思っています。

もれなく僕もその一人で、副業でも頑張ってみようかと、いろいろ調べたんですよ。

で、行き着いた先が、MLMの人にカモられるか、サギっぽい勧誘か、みたいなことになってしまって。

Yentaというサービスで人に会いまくった時期もあったのですが、出てくるのはMLMか保険営業か、謎のコンサルティングサービスか。そんな話ばかりでした。

「無料LINEならまあいいか」と思って登録してみたこともあります。副業テンプレというものをもらいました。

何に使えるんだ、これ。

そんな状態が、まあまあありました。

アカウントを作って何かやっていこうと思っても、そのロードマップはないし、参考にすらならない。で、最終的には「1,000人限定の勉強会をやります、参加費5万円」みたいな話になる。

それも投資といえば投資なのだが、方法論が無限にある中で、どれに絞ればいいんだろう? と、迷子にならざるを得ませんでした。

そして今

あれから何年か経って、今度は物価高がやってきました。

給与は上がらないのに、基礎的な支出額は増えていく。困っている人はたくさんいると思います。

そこにAIが出てきて、「スキルがなくても稼げちゃう!」という謳い文句が乗った。

僕はSNSを本格的にやっているわけではないのですが、それでも1度や2度見てしまうと、「AI副業最高!」「いつでも誰でも、苦労なく、スキルがなくてもAIがどうにかしてくれる!」みたいな文言が、ひたすら出てくるようになります。

そして挙句の果てに、「このセミナーで教えるから無料LINE来てね」「この教材の通りにやったらいいさ」「コンサルしてあげまっせ」。

結果、AIとは関係のない、彼らのキャッシュポイントに落とされる構図がある。

これ、詐欺だと言いたいわけではないんです。

ただ、見せ方がゴージャスすぎちゃうな、とは思っています。

怖いなと思っていること

一番怖いのは、何度も強制的にこういう情報に触れさせられているうちに、「本当にそうなのかもしれない」と思い込んでしまうことです。

一定のリテラシーがある人なら大丈夫かもしれません。でも、そうじゃない人もいる。僕の周りにもいます。

本当に頑張りたいと思って行動を起こした人が、泣きを見る。

そういう世界はダメだと思っています。

じゃあ、どうするか

正直なところ、僕は「考える力がなければ何も始まらんだろうし、うまくやっていくにはそれなりのコスト投下が発生するよな」と思っています。

ゼロイチで簡単に作れる仕組みなんて、たぶんないんですよね。

だから、こう思ったわけです。

詐欺っぽくなくて、地道に泥臭く頑張れる仕組みだって、あったっていいじゃん。

だけど、それを誰もゼロイチで作れないのも事実だから、せめて「騙されんなよ」くらいは言ってあげたいな。

そういう気持ちで始めました。

ここで何をやるか

流れてくる「月◯万円」の記事を持ってきて、前提と数字を確かめます。

僕が本業で数字を見るときに最初にやるのは、検証の母数を見ることです。前提条件は何か。そのとき、何かスペシャルなことをしていないか。恣意的な母集団を選んでいないか。イレギュラーな事象が混ざっていないか。

謳い文句の根拠が、評価に値するものかどうか。まずそこを見ます。

やることは、だいたい2段階です。

ひとつめは、実際にやってみる前に確かめられること。

記事の中の数字は互いに整合しているか。書かれている計算は本当に成立するか。その「月◯万円」は売上なのか、手数料を引いた後なのか、税引き後なのか。公式の規約や料率と一致しているか。

これだけで、けっこう決着します。費用は0円、時間は30分くらいです。

ふたつめは、それでも否定できなかったものを、実際にやってみること。

条件を揃えて、期間を区切って、かかった時間と費用を全部記録します。そして時給に換算して出します。

「月5万円になりました」が、100時間かけた結果なら時給500円ですよね。その計算を載せないのは、フェアじゃないなと思っています。

決めていること

  1. アフィリエイトリンクは置きません。 このサイトのどのリンクからも、僕にお金は入りません。
  2. LINE公式もメルマガもやりません。 登録の見返りに配る「無料PDF」もないです。読んで終わりで大丈夫です。
  3. 検証を始める前に、成功の定義を先に書いて公開します。 期間、費用の上限、途中でやめる条件。あとから動かしません。都合よく基準をずらせる状態だと、検証にならないので。
  4. 個人を名指ししません。 検証するのは手法と数字であって、人ではないです。
  5. 間違えたら訂正記事を出します。 訂正した記録も消さずに残します。

実際にやってみる検証で、もしアフィリエイト報酬が発生したら、金額を全部公開して、次の検証の費用に充てます。

判定について

記事の最後に、必ずどれかひとつ付けます。曖昧に終わらせないためです。

🟩 再現 条件を揃えてやってみたら、同じくらいの結果が出た
🟨 条件付き ある条件のもとでなら成立する
🟧 誇張 方向性は合っているが、数字が実態より大きい
🟥 破綻 計算が合わない。または記事の中で矛盾している
⬛ 検証不能 そもそも検証できるデータが書かれていない

書いている人

コンサルティング会社で働いています。

その前は事業会社にいて、ものづくりの現場で設計をやったあと、同じ会社の経営企画に移りました。全社の予算をまとめたり、役員会を回したりする側です。今は、会社の業務やお金の仕組みを作り直す仕事をしています。

要するに、他人が出してきた数字を疑うのが仕事、みたいなところがあります。職業病ですね。笑

会社名も本名も出しません。このサイトの内容は勤務先とはまったく関係がないですし、仕事で知ったことは一切使っていません。

あと、副業としてやっていますが、急いで稼がなきゃいけない状態ではないです。たぶんそれが、この手の検証をやるには一番向いているんじゃないかと思っています。焦っていないので、地味な検証に時間をかけられる。

肩書で「だから正しい」と言うつもりはないです。やっている検算は全部出すので、おかしいと思ったら指摘してください。

最後に、ひとつだけ

このサイトは、「AI副業は全部嘘だ」と言うためのものではありません。

数字が合っていない記事を読んだときに言えるのは、「この記事は根拠になっていない」ということだけです。手法そのものが有効かどうかは、まったく別の話で、実際にやってみるしか確かめようがありません。

だから、ふたつめの段階があります。否定するためじゃなくて、確かめるためです。

そして、もし読んでくれたあなたが、「誰かの模倣をするんじゃなくて、暗中模索にはなるけど、まずは自分で手を動かしてみるのが大事なんだな」と思ってくれたなら、このサイトを作った意味があったなと思います。

ここまで読んでくれてありがとうございました。