【検証003】実績データが1つもない記事は、検証できない
「Claudeに丸投げで月30万円」を掲げる、楽天アフィリエイトの手法記事を検証しようとしました。
できませんでした。 検証対象となるデータが、1つも書かれていなかったからです。
何がなかったか
前の2記事(検証001・検証002)には、少なくとも月次推移が載っていました。数字が合っていなかったので破綻と判定しましたが、判定できるだけの材料はあったわけです。
今回の記事にあるのは、こうです。
- 月次推移:なし
- 実際の報酬額:なし
- 投稿数・クリック数・成約数:なし
- 検証期間:なし
「月30万円」はタイトルと本文の主張のみで、それを支える数字が0個です。
「昨年3000万を達成」という記述はありますが、何の3,000万円か(売上か報酬か、楽天か別事業か、単年か累計か)が定義されていません。
逆算だけはできる
報酬額から必要な流通額を推定することはできます。
楽天アフィリエイトの料率は商品ジャンルによって異なりますが、仮に2〜4%とすると——
月30万円の報酬 ÷ 料率2〜4% = 月750万円〜1,500万円の流通額
これがどの水準の話なのかは、実際にやってみないと分かりません。なお楽天アフィリエイトには成果報酬の上限設定があるはずなので、その有無と水準は公式規約を読めば0円で確認できます。次回の検証項目にします。
判定:⬛ 検証不能
これは判定の放棄ではありません。
「検証しようがない」という事実そのものが、読者にとっての情報だと考えています。
数字が書かれていない記事は、間違っていることを証明できません。同時に、正しいことも証明できません。行動を決める材料としては、そこに何もない、というだけです。
観察したこと
判定とは別に、記事の作りとして記録しておきます。
- 「定員に達したら配布を締め切ります」という記述が、記事内に2回
- LINEへの導線が、本題に入る前と記事末尾の2箇所
- 記事の分量のうち、およそ2割が特典の告知
公平のために ── 評価できる部分
この記事には、他の2本になかった美点があります。
投稿前に守ることは4つだけ ・使っていない商品を「使ってよかった」と書かない ・商品ページにない効果を作らない ・商品画像を勝手に保存せず、ROOMの投稿機能を使う ・外部SNSでは、広告を含むと分かる表示を見える位置へ入れる
これはステマ規制を踏まえた、真っ当な注意事項です。この種の記事でここまで明記しているものは多くありません。素直に評価します。
数字がないことと、書かれている内容の質は別問題です。
本記事は特定の個人・アカウントを対象とするものではなく、記事内で提示された情報の検証可能性のみを扱っています。